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医療監修コラム

スーパーフード梅干しの秘密に迫る すごい健康効果

塩漬けの梅干しは、何世紀にもわたって日本人の食生活に愛されてきました。

その保存性と健康上の利点、そして独特の口をすぼめるような酸味と塩辛味が評価されていしかし、塩と酸味の積極的な混合物は、一部の人にとっては受け入れがたく難しい味になります。

ただ、健康上のメリットと独特の風味の組み合わせにより、梅干しが21世紀の理想的なスーパーフードになる可能性を秘めています。

日本人は何世紀にもわたって梅干しを食べ経験から、梅干しの回復力と防腐力、風邪やその他のウィルスを寄せ付けないという素晴らしさを学んできています。

また、梅干しを薬として使用してもきました。戦国時代 (1467 ~ 1568 年)、武将間の軍事紛争が広まった時代、梅干しと米粉を混ぜ合わせ、梅干し丸として知られる氷菓を長期保存用の野原の食料品として武士に重宝されました。

 

梅干しの凄い効果

 

梅干しの独特の酸味はクエン酸によるものです。梅は果物の中で最も酸クエンチ濃度が高く、小さなものでもレモンの2~3倍もののクエン酸が含まれているのです。創造しただけでも酸っぱい感じがしますね。

クエン酸は、梅干しに食欲をそそるおいしそうな酸味を添えながら、血液の循環を改善してくれます。免疫システムを高め、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクを減らしてもくれます。

また、胃腸炎、胃潰瘍、胃がんの主な原因である加速菌の活動を制限することもいわれています。

また、肉体疲労の原因の一つである乳酸を分解・排出することで、エネルギーを高め、運動後の体の回復を助けます。疲れた体の回復にとても役立つのです。

 

梅干しもどきよりは本物を

こうしてみてくると梅はとても優秀な食材ですが、そのまま食べることができません。

青梅にはアミグダリンという成分が含まれているのですが、これが胃腸などで加水分解されると、シアン化水素(青酸)という猛毒が生成されます。

そのため、この成分を健康に影響がでないように加工します。梅が熟すにつれ減っていきますから、身近なのは梅干しとなります。

伝統的な梅干しは、熟した梅を塩漬けにしたあと、日干ししてさらに本漬けをして作られます。

五訂日本食品標準成分表によると、梅干しの塩分は22.1%であり、非常に保存性に優れるようになります。

異物混入がなく保存に適した環境であれば、100年を超してもまだ食べられる梅干しも存在するそうです。

しかし近年、減塩調味を施した「調味梅干」と呼ばれる梅干し(もどき)が、一般的になってきているのです。

スーパーで市販されているような、昆布梅、鰹梅、はちみつ梅などは、まずこの調味梅干に分類されています。そのため、保存期間が悪く保存食には適さなくなっています。

見た目は伝統的な梅干しに見えても、ラベルに「調味梅干」と記載されているものも同様となります。

ほんものの梅干しを作ったり、おいしい和歌山の紀州の梅をどうぞ♪

 

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