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医療監修コラム

自然農法では土を殺さず、ずっといい作物をつくれる土壌に

畑で作物を作るというと、①耕運 ②化学肥料③農薬がつかわれるというのが今ではあたりまえのようになってしまっています。

これらを慣行農法といいますがこれらを繰り返しているといつの間にか 耕さなくては土がものずごく硬くなってしまいます。

なのでまた耕運機で耕すしかありません。そして化学肥料をつかうと確かに実が大きく見た目がよい作物になったりもします。ただ肥料無しではのちのち育たなくなってしまうと言うことが起こります。

また、化学肥料は土壌生物の食べ物ではありません。そのため、化学肥料だけを使い続けると、土壌生物のがへってしまいまた土壌生物が減ることで病害虫が増えてしますのです。

そして、農薬を使わざるを得なくなり、生物相の単純化に拍車が掛かるという悪循環に陥ります。

そうすると、土はふっくらしなくなって、単純な構造になり、耕しても雨が降るとかたく締まり、常に耕うんを繰り返す必要が出てきます。

これらを繰り返していると、土はいつか死んでしまい作物を作れなくなってしまうといいます。

 

体には悪い上に、土壌にとってもよくないだけでなく、作物を作れない状況まで招きかねないのです。

いいといわれてきた化学肥料も、農薬も耕運も本当は必要が無く、自然農法であれば安心・安全で未来にずっと続く作物を作り続けることができます。

自然農法は自然の力でもって作物が育つ土へと変わっていきます。

『種』だって心地良いところで育ちたいのです。

カチカチに固く、冷たい、ジメジメとしたところにいたいわけではありません。
フワフワで柔らかく、暖かくて気持ちのいい快適な土。

【作物が育つよい土のポイント】
1 柔らかい土
2 温かい土
3 水はけ水もちの良い土

これらは化学肥料や農薬などを使わずに、自然農法でじっくりと時間をかけて土作りをしていくことからしかはじまりません。

というのも、植物だけが土を作ることができるのです。
地球では4億年前から、バクテリア・微生物・原子生命・藻やコケが岩に発生しそれらによって土はつくられだしたのです。

土づくりそのものは人ではできないのです。

植物のみが土を作ることができ、表土1cmをつくるのに、自然界では100年以上の時間を要するといいます。

なぜなら、土は植物の残渣でできているからです。

それらをベースに作物を作らせてもらって、自然の恵みをいただくだけなのです。

都合良く、農業も続けてしまうと、いつか行き詰まってしまうのでしょうね。

 

かといって急に適した状態にするのには、時間がかかります。

早くに耕作したいからと、耕運し肥料を入れ、農薬を使うことを繰り返してしまうと悪循環になるだけというわけです。

一方、時間をかけて土作りをしていくと、ミミズたちもいなくなります。

有機栽培では、土にそのまま残渣を入れるので、それを分解しようと、土の中にミミズやハサミムシ、コガネムシなどが発生します。

ミミズがいるうちは、まだ発展途上の土なのです。なんと、自然栽培の出来上がった土にミミズはいません。

さらに完成した土からはよくいう雑草というものも生えない状態へと変わると言います。

よくある空き地や耕作放棄地など、初めのうちはススキやセイカアワダチソウ、チガヤなどの背丈の大きい草がボーボー生えてきます。

この背丈の高い草達にも意味があり、その背丈の高さと同じくらい、地中深くに根を張ることをしてくれます。

そうすることで土を進化させることができます。そして、生えては枯れ、枯れては生えを何年も繰り返していくと次に背の低い違う草達が生えてきます。

カラスノエンドウやヨモギ、メヒシバ、ねこじゃらしなどです。

それらもまた土を進化させるために、生えては枯れ、枯れては生えを数年繰り返します。

そして最終段階にまでなってくるとハコベ、オオイヌフグリ、スベリヒユなどです。

いよいよこれらが自然と生えてくるような状態になれば、その土が作物を育てるのに適した状態になっているというサインです。

 

自然農法でつくったお野菜は味も別格です。

是非、ご賞味くださいね。

 

 

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