保存もきく万能野菜「玉ねぎ」の健康効果について
私たちの生活に欠かせない万能の野菜といえば「玉ねぎ」ですね。
主婦なら毎日使うものの、最近では玉ねぎ価格の高騰もあり、本当に野菜のありがたさをしみじみ感じます。
長期保存も利く野菜なので、今が旬なので上手に保管しながら、いただいていきたいですね。
玉ねぎのもっている健康効果をご紹介させていただきますね。
・動脈予防効果(万病の予防になります)
・血流の改善(血液さらさらに)
・疲労回復の効果
玉ねぎの嬉しい健康効果
玉ねぎには、たまねぎ特有の辛みや香り成分であるアリシンが含まれています。
アリシンは体内で胃の消化を助ける分泌液を出してくれたり、食欲がでるようにも働きます。
ビタミンB₁の吸収を高めたりする働きもあります。そのため、ビタミンB₁を多く含む豚肉や大豆などと相性がいいのです。
ただ、アリシンは水溶性の成分のため、生で食べるときは水にさらす時間を短めにしましょう。
また、加熱に弱い性質を持つため、切ってから15分ほど空気に触れるようにしてから加熱すると、成分が壊れにくくなると言います。
このアリシンには、血液をサラサラにする効果に加え、善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
悪玉のコレステロールは、血管の壁を厚く堅くさせてしまいます。悪玉のコレステロールの増加を抑えて血液が固まってしまうのを遅らせるため、動脈硬化予防が期待できます。
また、アリシンはビタミンB1とくっつくとアリチアミンに変わります。
この変化によって、長く血液中に留まれるようになり、長時間に渡って疲労回復のために手助けをしてくれる点もあります。
玉ねぎの歴史
約6000年前にはすでに栽培されていたといわれる玉ねぎ。とても歴史が長いお野菜です。
日本へは江戸時代に長崎県に伝わってきたとされています。
スウェーデンの植物学者であるツンベルクが記した「江戸参府随行記(1775年)」には、たまねぎが長崎県で栽培されていると書かれています。
たまねぎの本格的な栽培は明治時代以降に、北海道と関西で始まり、今では全国各地で栽培されていますよね。特に洋食では欠かせない野菜となります。
子供達が好む料理にも、できるだけ野菜を多く使ってあげたいので、玉ねぎはとても役立ちます。
玉ねぎの保存方法
紙袋やバスケットなどに入れ、湿気がこもらない風通しの良い室温で、日にあたらないように保存します。
日陰にネットに入れて吊しておくのが、とても長く保存が聞きます。
暑い季節である場合は、冷気が当たらないように紙袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れておくといいでしょう。
切った後の使い切れなかったたまねぎは、切り口にラップを密着させて包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存して早めに使い切りましょう。
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